おいしい日本風カレーが手軽に食べられる、全国で親しまれているCoCo壱番屋、通称ココイチ。1978年の名古屋第一号店オープン以来今では千店以上を抱え、近年は“世界のカレーチェーン”を目指し、海外への進出も進めています。

そして今グローバル企業として欠かせないのはヴィーガンのオプション。2019年にはKFC、マクドナルド、サブウェイ、ピザハット、ドミノピザ、バーガーキングなどの大手ファストフードチェーンが欧米の店舗でヴィーガンオプションを大幅に拡大し、その新しいヴィーガンメニューが売り切れるケースが続出するほど反応が大きくなっています。このような気楽に行けて、値段も手頃、そして環境と動物に優しい食事のオプションを試したい大勢のお客さんに応えるため、これからもどんどん欧米ではヴィーガンメニューが当たり前になっていくでしょう。

そして日本の中でも今この世界のトレンドに敏感に対応しているココイチは、野菜オプションに力を入れているだけではなく、なんと、大豆ミートのメンチカツもメニューに登場しました。

こういった肉類に似せたヴィーガンオプションの重要な点は、まだ数少ないヴィーガンやベジタリアンだけではなく、普段お肉を食べる人、野菜だけじゃ物足りないと思い込んでいる人にも興味を持ってもらえることです。家畜動物の飼育状態が近年ではとくに過酷になってきているという心配、環境の心配、肉食に関連した心臓病などの健康の心配、どれか一つでも気になっているのなら、一度は大豆ミートを試したいというお客さんは少なくないのでは?さらに、ココイチの原料調達ページによると、肉・魚・野菜の食材のうち、日本国内で調達されているのは野菜だけです。環境、動物保護、健康だけではなく地元経済を支援する上でもココイチのベジカレーを試したいですね。

私も是非ココイチのベジオプションを食べてみたくて、ヴィーガンではない親戚と一緒に近くのココイチに出かけました。嬉しいことに、大豆ミートや新しい野菜メニューは個別メニューで宣伝されていました!

大豆ミート+野菜カレー:

中身を見るとご覧の通り、肉っぽいですね:

ヴィーガンではない家族も「こくはあるけどしつこくない」、「食べ応えがあって、お腹に持つ、『お肉食べた感』がある」など絶賛でした。お肉好きなおじいちゃんとおじさんも、今度からは大豆ミートにしたいと言っていました。

このように、奈良の田舎でもこんなに気軽で便利にヴィーガンミートを食べられること自体がすごいことです。やはりヴィーガンを進めるには、こういうチェーン店でみんなが手軽にヴィーガンの食事を試せる環境を作るのが大事だと思います。欧米でもファストフードでヴィーガンが広まっているように、日本のファストフードにも期待が高まります。

いつかどのチェーン店に行っても、環境と動物に優しいヴィーガンオプションを選ぶことができるようになるといいですね。

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